薄毛治療に関連する商品は年々増え続けています。薄毛や脱毛に悩んでいる人にとっては、どの商品が本当に効果があるのか気になるところではないでしょうか。
今回は、本格的なAGA(男性型脱毛症)治療薬である「プロペシア」について紹介します。
「プロペシア」って?
アメリカで開発された、医師が処方できる世界で初めて承認されたAGA(男性脱毛症)の治療薬です。日本では2005年から販売が開始されました。
ちなみに、有効主成分である「フィナステリド」は、かつてドーピング剤リストに入っていましたが、2009年にリストから除外されました。
どんな効果があるの?
プロペシアは1日1回服用をすることで、AGAの原因物質を抑制する働きをもっています。
1.AGAの原因物質は?
ずばり、DHT(ジヒドロテストステロン)という男性ホルモンです。AGAに悩む男性の脱毛部分には、通常よりもDHTが多く見られることがわかっています。
このDHTはやっかいなことに、髪が太く長く成長するサイクルを狂わせてしまいます。結果として、髪が成長する前に抜けてしまったり、細く短いままの髪が増えたりしてしまい、薄毛が目立つようになります。
2.どのようにアタックするの?
この厄介なDHTは、実は男性がもともと持っている男性ホルモンが、5αリダクターゼという酵素によって変化させられたものです。
フィナステリド(プロペシアの有効主成分)は、この酵素を阻害する働きがあります。その結果、髪の成長サイクルの改善につながります。
発毛までどのくらいの期間がかかるの?
ほとんどの人に効果が期待できるプロペシアですが、効果を実感するまでにはある程度の時間がかかります。結論からいうと、長く続けるほど改善果が高いです。
というのも、髪の成長サイクルは個人によって違い、長い人になると年単位になります。ですから、効果が目に見えるのもそれなりに長くなるわけです。
早い人では3カ月で効果を感じる人もいるようですが、服用してからすぐに効果が!というものではないので、気長に構える覚悟も必要かもしれません。
薄毛や脱毛は薬で治療できる時代になりました。ドラッグストアでも、シャンプーや育毛剤をはじめとして、さまざまな薄毛治療に関連する商品を見かけるようになりました。
中でも医薬品であるプロぺシアは効果が国から認められています。薄毛対策のひとつとして考えてみてはいかがでしょうか。